【高妻山・戸隠山】車中泊前泊で歩く日帰り縦走ガイド|蟻の塔渡りから戸隠連峰を周回・長野

五十間長屋の先から見た紅葉の西岳方面

長野県長野市の戸隠にそびえる高妻山(2,353m)は戸隠連峰の最高峰で日本百名山、その南に連なる戸隠山(1,904m)は日本二百名山です。戸隠山は蟻の塔渡りに代表される岩稜の山、高妻山は仏様の名前が付いた小ピークを越えていく長い尾根の山。この2つを1日でつなぐのが、今回の周回コースです。

今回は戸隠キャンプ場の登山者用駐車場を起点に、戸隠神社の奥社から戸隠山に登り、高妻山まで縦走して、一不動避難小屋から沢沿いの道で戻りました。歩いた距離は約17.1km、のぼりは約1,840m、行動時間は8時間43分。区間標準コースタイムの合計は約12時間のロングコースなので、前夜は起点の駐車場で車中泊し、朝6時に出発しました。

この記事では、登山歴・車中泊歴10年のソロ登山者の視点で、起点の駐車場、前泊できる車中泊スポット、実際のコースタイムと登山道の様子、気をつけたいポイント、使った装備、周辺の日帰り温泉までまとめています。

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目次
標高高妻山 2,353m / 戸隠山 1,904m
所在地長野県長野市(戸隠)。起点の戸隠キャンプ場の登山者用駐車場は長野市戸隠
分類高妻山=日本百名山 / 戸隠山=日本二百名山
難易度上級(五十間長屋から蟻の塔渡り・八方睨まで鎖場と岩稜が連続、十三仏の小ピークのアップダウン、滑りやすい沢沿いの下山路、区間標準コースタイム約12時間のロングコース)
コースタイム目安標準 約12時間7分(周回・区間標準コースタイムの合計)/今回の実測 8時間43分(休憩込み)
距離・累積標高約17.1km / のぼり・くだり 各約1,840m(今回の実測)
ベストシーズン雪が消える夏〜10月(高妻山の登山道は例年11月から6月まで積雪あり・長野市)。今回の10月下旬は下山路の紅葉が見ごろで、高妻山の山頂では雪が降りだした

高妻山・戸隠山のキャラクター

戸隠山は、戸隠神社奥社の背後にそびえる岩山です。登山口からいきなりの急登で、五十間長屋の先は胸突岩、蟻の塔渡りと鎖場・岩場が続き、八方睨に出るまで気が抜けません。一方の高妻山は戸隠連峰の最高峰。一不動避難小屋から先は、一不動・二釈迦・三文殊……と仏様の名前が付けられた小ピークを順に越えていく、長いアップダウンの登りです。今回は戸隠山の岩稜と高妻山の長い尾根を1日でつなぎ、帰りは一不動避難小屋から沢沿いの道で戸隠牧場へ下る周回コースを歩きました。

起点の戸隠キャンプ場の登山者用駐車場は、県道36号沿い、戸隠キャンプ場の入口にある登山者向けの無料駐車場です。約60台停められ、砂利敷きで完全なフラットではありませんが、傾斜を感じることなく車中泊できます。今回の周回は、ここから散策路を歩いて戸隠神社の奥社へ向かい、下山は戸隠牧場を通ってこの駐車場に戻ってきます。

駐車場までは、上信越自動車道の信濃町ICから約30分、長野市内から浅川ループライン経由で約40分です。駐車場までの道路は全面アスファルト舗装で、走りやすい道です。

トイレは道路を挟んだ向かいにあり、24時間使えます。入口の電灯は夜間もついていますが、駐車場内に街灯はありません。携帯の電波は全キャリアで通じます(docomoは微弱)。

戸隠キャンプ場の登山者用駐車場(道路の入口付近)
戸隠キャンプ場の登山者用駐車場(約60台・無料)
駐車場から道路を挟んだ向かいにあるトイレの外観
トイレは道路の向かい。24時間使える

何時までに着いておくか

10月下旬の平日、前夜の20時ごろに着いたときは、駐車場には数台が停まっているだけでした。翌朝は夜明け前から車が増え、日の出のころには1割ほどが埋まっていました。鎖場と岩場が続く戸隠山を明るい時間に通過できるよう、前夜のうちに着いて車中泊しておくと、朝はそのまま歩き出せます。

起点の駐車場と、駐車場まで車で1時間以内の道の駅を、近い順に挙げます。

【1】戸隠キャンプ場の登山者用駐車場(今回利用・起点)

今回泊まったのはここです。道路のすぐそばの駐車場ですが、夜間の交通量はほとんどなく、静かに過ごせました。標高1,174mで夏でも涼しく、トイレは道路の向かいで24時間使えます。駐車場内に街灯はないので、夜にトイレへ行くときはヘッドライトがあると安心です。

【2】道の駅 しなの(駐車場まで約15km)

長野県信濃町の道の駅で、戸隠キャンプ場の登山者用駐車場までは約15kmです。直売所前の区画が静かで、戸隠山・妙高方面の登山や観光のベースに使えます。

【3】道の駅 あらい(駐車場まで約39km)

新潟県妙高市の道の駅で、駐車場までは約39kmです。広大な敷地があり、トイレ付近の区画で静かに車中泊できます。今回立ち寄った妙高の日帰り温泉(アルペンブリックスパ・香風館)と組み合わせやすい位置です。

結論としては、起点そのものの戸隠キャンプ場の登山者用駐車場がおすすめです。夜は静かで、トイレも道路の向かいにあり、朝はそのまま奥社への散策路に入れます。駐車場内は夜になると真っ暗なので、ヘッドライトだけは手元に用意しておきましょう。

登山日:2026年10月22日(木)。戸隠キャンプ場の登山者用駐車場から散策路と参道を歩いて戸隠神社の奥社へ。戸隠山登山口から五十間長屋・蟻の塔渡りを越えて八方睨・戸隠山に立ち、九頭龍山・一不動避難小屋から十三仏の小ピークをたどって高妻山へ。帰りは一不動避難小屋まで戻り、沢沿いの道で戸隠牧場へ下って駐車場に戻りました。

ルート全体図(戸隠キャンプ場の登山者用駐車場起点)

戸隠山・高妻山のルート全体図(戸隠キャンプ場の登山者用駐車場から戸隠神社奥社・蟻の塔渡り・八方睨・戸隠山・九頭龍山・一不動避難小屋・五地蔵山・高妻山を経て、一不動から沢沿いに戸隠牧場へ下る周回)
戸隠キャンプ場の登山者用駐車場を起点に周回したルート。オレンジの印は特に気をつけたい地点(出典:国土地理院 地理院タイル(標準地図)を加工して作成)

高妻山・戸隠山のコースタイム(標準・実測)

区間標準コースタイム(累計)実測コースタイム(累計)
戸隠キャンプ場の登山者用駐車場(出発 6時00分)——
→ 戸隠神社奥社・戸隠山登山口(奥社入口から参道経由)1時間20分(累計 1:20)53分(累計 0:53)
→ 八方睨(五十間長屋・蟻の塔渡り経由)1時間55分(累計 3:15)1時間12分(累計 2:05)
→ 戸隠山10分(累計 3:25)18分(累計 2:23)
→ 九頭龍山45分(累計 4:10)32分(累計 2:55)
→ 一不動避難小屋50分(累計 5:00)42分(累計 3:37)
→ 五地蔵山1時間(累計 6:00)44分(累計 4:21)
→ 高妻山(十阿弥陀経由)2時間2分(累計 8:02)1時間19分(累計 5:40)
→ 五地蔵山(来た道を戻る)1時間32分(累計 9:34)1時間17分(累計 6:57)
→ 一不動避難小屋1時間※(累計 10:34)32分(累計 7:29)
→ 戸隠牧場管理事務所(沢沿いのルート)1時間20分(累計 11:54)1時間6分(累計 8:35)
→ 戸隠キャンプ場の登山者用駐車場(下山 14時43分)13分(累計 12:07)8分(累計 8:43)
合計約12時間7分(休憩含まず)8時間43分(休憩42分込み)

区間の標準コースタイムは、YAMAPのモデルコースの区間値の合計で約12時間7分。※五地蔵山→一不動避難小屋の下りはモデルコースに下り向きの値がないため、登り向きの値(1時間)を目安として入れています。実測は休憩42分を含めて8時間43分でした。

出発前夜〜当日朝

前夜は妙高のアルペンブリックスパで汗を流し、戸隠キャンプ場の登山者用駐車場で車中泊。5時に起床し、6時にスタートしました。

奥社への散策路〜参道〜戸隠山登山口

駐車場のそばから、奥社までの散策路を歩きます。木道もあり、歩きやすい道です。

駐車場のそばにある戸隠神社奥社への散策路の入口
駐車場のそばから奥社への散策路に入る
笹の中に続く散策路の木道
木道を進む
落ち葉が積もった歩きやすい散策路
歩きやすい散策路
戸隠神社奥社入口の大鳥居
奥社入口。ここからは参道を歩く

6時26分、奥社入口に到着。ここからは奥社への参道を歩きます。随神門をくぐると杉並木が続き、6時50分ごろ、奥社の脇にある戸隠山の登山口に到着しました。

霧の中に続く戸隠神社奥社の参道
奥社への参道
奥社参道の途中にある随神門
参道の途中の随神門
随神門の先に続く奥社参道の杉並木
杉並木
戸隠神社奥社の脇にある戸隠山の登山口
戸隠山の登山口に到着

登山口〜五十間長屋:いきなりの急登と鎖場の連続

登山口からは、いきなり急登が始まります。急登の途中は紅葉がきれいでした。登るにつれて岩が出てきて、鎖場も現れます。

登山口からいきなり始まる急登
いきなりの急登
急登の途中で見た紅葉
紅葉がきれい
岩が出てくる登山道
岩が出てきた
岩場に付けられた鎖
鎖場も出てきた

7時半ごろ、岩壁がひさしのように張り出した五十間長屋を通過。ここから先は鎖場の連続です。蟻の塔渡りの手前には、胸突岩の長い鎖場があります。

岩壁がひさしのように張り出した五十間長屋
五十間長屋
五十間長屋の先で連続する鎖場
ここから鎖場が連続する
岩場に続く鎖場
長い鎖場鎖場
やぶの中の急斜面に続く鎖場
鎖場が続く
蟻の塔渡りの手前にある胸突岩の長い鎖場
胸突岩の長い鎖場

核心部の蟻の塔渡り:濡れた岩場はトラバースルートで

鎖場を越えると、いよいよ核心部の蟻の塔渡りです。蟻の塔渡り付近で、小雨がぱらつきはじめました。

蟻の塔渡りの手前の鎖場
蟻の塔渡りの手前の鎖場
蟻の塔渡りの入口の岩峰と標識
蟻の塔渡りに到着
蟻の塔渡りの「危険 転落注意」の看板
「危険 転落注意」の看板
ガスに包まれた蟻の塔渡り
ガスで先がよく見えない

この日はガスっていて、先がよく見えませんでした。晴れていれば、蟻の塔渡りの岩稜はこう見えます(右は2025年6月に撮影)。

ガスで見えない蟻の塔渡りの岩稜
今回はガスっていて見えず
晴れた日の蟻の塔渡りの岩稜(2025年6月撮影)
晴れていればこう見える(2025年6月撮影)

前夜に雨が降っていたこともあり、岩場は濡れていたため、核心部の蟻の塔渡りはトラバースルートで渡りました。一般登山道での難しさの比較として、北アルプスのジャンダルムの馬の背と比べられることがありますが、個人的には蟻の塔渡りの方が怖さを感じます。

蟻の塔渡りのトラバースルート
岩が濡れていたのでトラバースルートで渡る
岩壁に沿って進む蟻の塔渡りのトラバースルート
トラバースルート
渡り終えて反対側から見た蟻の塔渡り
渡り終えて反対側から

八方睨〜戸隠山

8時5分、八方睨に到着。ガスガスで展望はありませんでした。晴れていれば、八方睨からはこんな展望が広がります(2023年6月に撮影)。

ガスに包まれた八方睨の山頂
八方睨に到着。ガスで展望はなし
晴れた日に八方睨から見た展望(2023年6月撮影)
晴れていれば八方睨からこの展望(2023年6月撮影)
晴れた日に八方睨から見た残雪の山並み(2023年6月撮影)
残雪の山並みまで見渡せる(2023年6月撮影)
八方睨から戸隠山へ続く歩きやすい道
八方睨からは鎖場もなく歩きやすい

八方睨から戸隠山までは鎖場もなく、歩きやすい道です。8時23分、戸隠山の山頂に到着。ここも展望はなしでした。

戸隠山の山頂の標柱
戸隠山の山頂に到着
ガスに包まれた戸隠山の山頂付近
展望はなし

戸隠山〜九頭龍山〜一不動避難小屋

戸隠山からは、急で滑りやすい下りがあります。ロープが付いていますが、非常に滑りやすい道です。その先は緩やかなアップダウンが連続します。8時55分、九頭龍山の山頂に到着。ここも展望はありません。

戸隠山から九頭龍山へ向かう滑りやすい急な下り
ロープはあるが非常に滑りやすい
九頭龍山の山頂
九頭龍山に到着

九頭龍山から一不動避難小屋までの区間は、鎖場がひとつあるのみで、緩いアップダウンが連続します。

九頭龍山から一不動避難小屋へ向かう途中の鎖場
この区間の鎖場はひとつだけ
ガスの合間に見えたこれから進む小ピーク
これから進む小ピーク

一不動避難小屋〜十三仏の小ピーク〜高妻山

9時37分、一不動避難小屋に到着。ここからは、一から十まで仏様の名前が付けられたピークを越えていきます。歩きやすい道ですが、ひたすらアップダウンが続くため、体力を持っていかれやすい区間です。

一不動避難小屋
一不動避難小屋に到着
一不動避難小屋から始まる十三仏の小ピークの道
ここから仏様の名前が付いた小ピークが続く
笹の中の歩きやすい道
歩きやすい道
一不動避難小屋の先のひとつめのピーク
ひとつめのピーク

10時21分に五地蔵山を通過。七から八まではかなりの急登です。高妻山に至る最後の登りを除けば、小ピークのアップダウンでは随一の急登でした。九勢至は、晴れていれば展望スポットです。

七薬師から八観音にかけての急登
七から八にかけての急登
九勢至の石祠と標識
九勢至。晴れていれば展望スポット

九からが最後の登り。途中から岩場の急な登りになり、雨で滑りやすくなっていました。岩場を登りきると十阿弥陀のピークがあり、そしてすぐに高妻山の山頂に到着します。

九勢至から十阿弥陀への急登
九から十は急登区間
高妻山の山頂手前の急な岩場
急な岩場が連続する
高妻山の山頂直前にある十阿弥陀の石仏
高妻山の直前の十阿弥陀
ガスに包まれた高妻山の山頂
高妻山の山頂に到着

11時40分、高妻山に到着。雪が降りだしたため、小休止後すぐに出発し、来た道を一不動避難小屋まで戻りました。

下山:一不動避難小屋から沢沿いの道で戸隠牧場へ

12時57分に五地蔵山、13時29分に一不動避難小屋まで戻り、ここからは沢沿いのルートで駐車場まで戻ります。滑りやすい道が続き、細い足場の鎖場のトラバースや巨岩の鎖場などがあり、気が抜けません。途中の水場(氷清水)は、水がちょろちょろと出ている程度でした。

一不動避難小屋から沢沿いに下る登山道
一不動からは沢沿いのルートで下る
沢沿いの道にある氷清水の水場
水場(氷清水)。水はちょろちょろ
沢沿いの滑りやすい鎖場のトラバース
鎖場のトラバース。滑りやすい
沢沿いの道の下の方で見た紅葉
下の方は紅葉がいい感じ

鎖場を越えた後は、何度も小さな渡渉を繰り返して牧場へ向かいます。途中の紅葉が非常にきれいでした。14時35分に戸隠牧場、14時43分に駐車場に戻りました。

沢沿いの紅葉
紅葉がいい感じ
戸隠牧場へ下る途中の紅葉
紅葉
赤く色づいた紅葉の林
紅葉が非常にきれい
戸隠牧場へ続く林の中の道
戸隠牧場まで戻る

今回のコースで特に気をつけたいのは、次の6点です。

  • 蟻の塔渡り:戸隠山の核心部。今回は前夜の雨で岩場が濡れていたため、トラバースルートで渡りました。ジャンダルムの馬の背と比べられることがありますが、個人的には蟻の塔渡りの方が怖さを感じます
  • 鎖場の連続:五十間長屋から八方睨までは、胸突岩の長い鎖場をはじめ鎖場が連続します
  • 戸隠山からの滑りやすい下り:九頭龍山へ向かう途中の急な下りは、ロープがあっても非常に滑りやすい道です
  • 十三仏のアップダウン:一不動避難小屋から高妻山までは小ピークの登り下りが続き、体力を持っていかれやすい区間です。七から八、九から十(山頂手前の岩場)は急登です
  • 沢沿いの下山路:一不動避難小屋から戸隠牧場への下りは滑りやすい道が続き、細い足場の鎖場のトラバースや巨岩の鎖場、何度もの小さな渡渉があります
  • 晩秋の雨と雪:10月下旬の今回は、蟻の塔渡り付近で小雨がぱらつき、高妻山の山頂では雪が降りだしました。濡れた岩場は滑りやすくなります

一般的な装備リストではなく、このルートで実際に使ったものを紹介します。レインウェアや地図・GPS、十分な水と行動食といった基本装備は、ここでは省略します。

必須装備

ヘルメット:五十間長屋から蟻の塔渡り、八方睨まで、鎖場と岩場が連続する戸隠山の区間で使いました。

グローブ:鎖場が続くので、鎖や岩をつかむときに使います。雨や雪で濡れた場合に備えて、予備のグローブはマストです。

あると安心だった装備

ストック:戸隠山を越えてから使えます。特に一不動避難小屋を越えてからの、小ピークのアップダウンには効果的です。

ストックの選び方は、3本買い替えた経験をもとにこの記事にまとめています。

今回は前夜と下山後に、妙高高原の日帰り温泉を利用しました。どちらも新潟県妙高市にあり、戸隠キャンプ場の登山者用駐車場から20km余りの距離です。このほか、今回は立ち寄っていませんが、駐車場から近い長野県側の日帰り温泉も下の表に加えています。

アルペンブリックスパ(前夜)

浴室は非常に広く、内湯も広々としていて、ゆったりとくつろげます。お湯は内湯がやや熱めの42度、露天風呂は適温の41度で、好みに合わせて入り分けられます。シャワーはすぐに切れる仕様で、若干使いにくく感じました。平日の18時に訪れたときはかなりすいていて、登山前夜をのんびり過ごせました。

香風館(下山後)

浴室はコンパクトですが、やや暗めで雰囲気のある造りです。内湯は4〜5人入れるかどうかの大きさで、お湯は適温。露天風呂はさらに小さめです。シャワーは途中で切れない仕様で使いやすく、下山後の汗をしっかり流せました。平日の17時過ぎに訪れたときは、こちらもかなりすいていました。

温泉施設利用シーン営業時間料金(大人)
アルペンブリックスパ前夜。戸隠キャンプ場の登山者用駐車場から約24km。妙高市の池の平温泉グリーンシーズン(4月〜12月中旬)9:00〜22:00(最終入館21:30)・火曜定休/スノーシーズン(12月中旬〜3月)7:00〜22:30(最終入館22:00)800円
妙高・山里の湯宿 香風館下山後。戸隠キャンプ場の登山者用駐車場から約21km。妙高市関川立ち寄り入浴 12:00〜20:30800円
戸隠神告げ温泉 湯行館近場の候補(今回は未利用)。戸隠キャンプ場の登山者用駐車場から約4km。長野市戸隠(中社)入浴 平日10:00〜18:30、土曜9:30〜18:30、日曜10:00〜18:30・木曜定休(季節により閉館時間の変更あり)700円(中学生以上)
むれ温泉 天狗の館近場の候補(今回は未利用)。戸隠キャンプ場の登山者用駐車場から約18km。飯綱町10:00〜21:00(最終入館20:30)・毎月第3火曜定休(祝日の場合は翌日)、6月・11月に臨時休館日あり600円

営業時間や料金は変わることがあるので、出発前に各施設の公式情報で確認してください。

戸隠キャンプ場の登山者用駐車場から戸隠山・高妻山を周回するコースは、行動8時間43分・距離約17.1km・のぼり約1,840m。五十間長屋から蟻の塔渡りまでの鎖場と岩稜、十三仏の小ピークのアップダウン、滑りやすい沢沿いの下山路と、気の抜けない区間が続きます。今回は小雨とガスで展望には恵まれず、高妻山の山頂では雪も降りだしましたが、下山路の紅葉は非常にきれいでした。

  • 前泊の車中泊スポット:起点の戸隠キャンプ場の登山者用駐車場。約60台・無料で夜は静か。トイレは道路の向かいで24時間使えるが、駐車場内に街灯はない
  • コース:区間標準コースタイム約12時間の周回を、休憩込み8時間43分で歩いた
  • 注意点:蟻の塔渡り(濡れていたらトラバースルート)、鎖場の連続、戸隠山からの滑りやすい下り、十三仏のアップダウン、沢沿いの下山路の鎖場と渡渉、晩秋の雨と雪
  • 装備:ヘルメット、グローブ(予備はマスト)、ストック(戸隠山を越えてから)
  • 見どころ:戸隠神社奥社の参道と杉並木、蟻の塔渡りの岩稜、晴れていれば八方睨からの展望、下山路の紅葉

※本記事は筆者個人の体験に基づく記録です。登山道の状況・気象・体力には個人差があり、安全を保証するものではありません。実際の行動は、最新の情報を確認のうえ自己責任でお願いします。

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