【守門岳】車中泊前泊で登る日帰り登山ガイド|二口登山口から往復・360度の稜線と紅葉・新潟

青雲岳から見た木道の先の守門岳(袴岳)

新潟県の守門岳(1,537m)は、魚沼市・三条市・長岡市にまたがる日本二百名山です。大岳・青雲岳・袴岳の3つのピークの総称で、最高峰の袴岳が守門岳の山頂。雪解けが遅く、山頂付近の大雪庇でも知られる山です。

今回は魚沼市側の二口登山口から、青雲岳を経て山頂まで往復しました。歩いた距離は約10km、行動時間は3時間43分。前夜は登山口まで約22分の道の駅 R290とちおで車中泊し、夜明けとともに出発しました。

この記事では、登山歴・車中泊歴10年のソロ登山者の視点で、二口登山口の駐車場、前泊できる車中泊スポット、実際のコースタイムと登山道の様子、気をつけたいポイント、周辺の日帰り温泉までまとめています。

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目次
標高1,537m(最高峰の袴岳)/青雲岳 1,487m
所在地新潟県魚沼市・三条市・長岡市(二口登山口は魚沼市)
分類日本二百名山
難易度中級(登山口直後からの急登、ロープ場、標高1,200m付近からの岩と粘土質の道)
コースタイム目安標準 約7時間5分(二口コース往復・YAMAPモデルコース)/今回の実測 3時間43分
距離・累積標高約10km / のぼり約1,130m(今回の実測)
ベストシーズン雪が消える初夏〜10月下旬(雪解けが遅い山。10月上旬は稜線の紅葉が始まっていた)

守門岳のキャラクター

守門岳は、西から大岳・青雲岳・袴岳と並ぶ3つのピークの総称で、最高峰の袴岳が山頂です。二口コースは登山口からいきなりの急登で始まり、樹林帯の中に急登と平坦な区間が交互に現れます。大岳分岐に出ると一気に視界が開け、木道の多い稜線を青雲岳、守門岳の山頂へとたどります。

二口登山口は守門岳の魚沼市側にあります。道の駅 R290とちおからは、国道290号経由で約22分(17.9km)です。

駐車場は10台ほど停められ、50mほど離れた場所にも、10台くらい駐車できる駐車場があります。トイレがあり、個室は和式のみ。手洗いはできますが、靴洗い場はありません。

守門岳 二口登山口の駐車場
二口登山口の駐車場(約10台)
二口登山口の奥にあるもう1つの駐車場
50mほど先の奥の駐車場(約10台)
守門岳 二口登山口駐車場のトイレ
駐車場のトイレ。個室は和式のみ

何時までに着いておくか

10月上旬の平日、6時に駐車場に着いたときは先客が2台でした。駐車場は手前と奥を合わせて20台ほどなので、紅葉シーズンの週末は早めに着いておくと安心です。

二口登山口の近くで車中泊しやすい道の駅を、登山口からの距離順に挙げます。

【1】道の駅 R290とちお(今回利用・登山口まで約22分)

今回泊まったのはここです。国道290号沿いの道の駅で、国道から奥まったトイレ付近に停めれば、夜間の走行音はあまり気になりません。一方、大型車の駐車場が普通車の区画から近いので、アイドリング音への対策に耳栓があると安心です。名物の栃尾のあぶらげ(油揚げ)を揚げたてで味わえるのも楽しみのひとつです。

【2】道の駅 ゆのたに(登山口まで約36分)

魚沼市の道の駅で、登山口までは約36分(28.2km)です。大型車のアイドリングに注意が必要ですが、コンビニ側の区画を選べば静かに眠れます。

結論としては、登山口に近く、静かな区画を選びやすい道の駅 R290とちおがおすすめです。夜明けとともに出発しても、6時には登山口の駐車場に着けました。

登山日:2026年10月9日。魚沼市側の二口登山口から、谷内平・中間点を経て大岳分岐で稜線に上がり、青雲岳を通って守門岳の山頂(袴岳)まで往復しました。

ルート全体図(二口登山口起点)

守門岳のルート全体図(二口登山口から谷内平・中間点・大岳分岐・青雲岳を経て守門岳山頂まで往復)
二口登山口を起点に守門岳山頂まで往復したルート(出典:国土地理院 地理院タイル(標準地図)を加工して作成)

守門岳(二口コース)のコースタイム(標準・実測)

区間標準コースタイム(累計)実測コースタイム(累計)
二口登山口駐車場(出発 6時5分)——
→ 護人清水(水場・標高691m)50分(累計 0:50)20分(累計 0:20)
→ 大岳分岐2時間25分(累計 3:15)1時間15分(累計 1:35)
→ 青雲岳25分(累計 3:40)13分(累計 1:48)
→ 守門岳(袴岳)20分(累計 4:00)9分(累計 1:57)
→ 青雲岳15分(累計 4:15)21分(累計 2:18)
→ 大岳分岐20分(累計 4:35)11分(累計 2:29)
→ 護人清水(水場・標高691m)1時間50分(累計 6:25)56分(累計 3:25)
→ 二口登山口駐車場(下山 9時48分)40分(累計 7:05)18分(累計 3:43)
合計約7時間5分(休憩含まず)3時間43分(休憩11分込み)

区間標準コースタイムの合計は約7時間5分(YAMAPのモデルコース「守門岳(二口駐車場)<二口コース>」の区間値)。実測は休憩11分を含めて3時間43分でした。

出発前夜〜当日朝

前夜は道の駅 R290とちおで車中泊。夜明けとともに5時半に出発し、6時に二口登山口の駐車場に到着しました。先客は2台です。

登り①:二口登山口〜水場

6時5分にスタート。登山ポストを通過し、5分ほど進むと登山口です。登山口から急登がはじまります。

二口登山口の登山ポスト
登山ポスト
登山ポストから登山口へ続く道
登山口までは5分ほど歩く
守門岳 二口登山口の標柱
二口登山口
二口登山口から始まる急登
登山口からいきなりの急登
登山口直後の急登に張られたロープ
急登にはロープもある
登山道に設置された大きな鈴
大きな鈴が3か所にある

しばらく急登のあと、水場まではいったん平たんな道になります。道は広くて歩きやすい区間です。

水場まで続く平坦で広い登山道
急登のあと、水場まではいったん平坦

登り②:水場〜谷内平〜中間点

水場を越えると、再び急登。谷内平を越えると展望が開けてきます。

水場を越えた先の急登とロープ
水場を越えると再び急登
谷内平の標柱
谷内平。ここを越えると展望が開けてくる
登山道から見渡した守門岳方面
守門岳方面を見渡せる
紅葉の始まった見晴らしのよい登山道
見晴らしのいい道。紅葉も始まっている

開始から1時間ほどで中間点に到着。見晴らしのよいポイントです。

足場の細いロープ場
足場の細いロープ場
二口コースの中間点の標柱
中間点に到着
中間点からの展望
中間点からの展望
中間点から遠くまで見渡した展望
中間点からの展望

登り③:中間点〜大岳分岐

中間点から少し進むと、再び樹林帯に入り、山頂までの時間の案内板のあたりから急登となります。

山頂までの時間を示す案内板
この案内板のあたりから急登
樹林帯の中のロープのある急登
ロープのある急登

標高1,200m付近からは岩が多くなり、道も粘土質で滑りやすくなります。7時40分、大岳分岐に到着しました。

標高1200m付近から岩が多くなる登山道
標高1,200m付近から岩が多くなる
大岳分岐の道標
大岳分岐に到着

稜線:大岳分岐〜青雲岳〜守門岳

ここからは稜線歩きで、展望は抜群です。10分ほどで青雲岳に到着。360度の展望で、ベンチもあり、休憩に最適です。

大岳分岐からの展望
分岐から先は抜群の展望
稜線から見た青雲岳
稜線の先に青雲岳
木道が続く守門岳の稜線
木道の多い稜線
青雲岳の山頂標柱
青雲岳の山頂
ベンチのある青雲岳の山頂部と守門岳
山頂部にはベンチもある
青雲岳の山頂からの展望
青雲岳から360度の展望
青雲岳の山頂から見た燧ケ岳方面
燧ケ岳方面
青雲岳から見た木道の先の守門岳(袴岳)
木道の先に守門岳

青雲岳から先も木道をたどり、最後は岩場を登って守門岳の山頂へ向かいます。

青雲岳から守門岳へ続く木道
守門岳への道
守門岳の山頂直下の岩場
山頂直下は岩場

守門岳山頂

8時5分、守門岳の山頂に到着。山頂には山座同定盤もあり、飯豊山や燧ケ岳方面までばっちり見えました。

守門岳(袴岳)の山頂標柱
守門岳の山頂に到着
山座同定盤のある守門岳の山頂
山頂には山座同定盤もある
守門岳の山頂から見た燧ケ岳方面
燧ケ岳方面
守門岳の山頂から見た飯豊山方面
飯豊山方面

帰りは、紅葉に色づく青雲岳を眺めながら稜線を戻ります。

守門岳の山頂から見た御神楽岳方面
御神楽岳方面
紅葉に色づく青雲岳
紅葉の青雲岳

下山:守門岳〜二口登山口

下山は来た道を戻ります。途中の水場(護人清水)は水量が十分でした。9時48分、二口登山口の駐車場に下山しました。

二口コースの水場(護人清水)
下山途中の水場
水場の水の出口。水量は十分
水量は十分

今回のコースで特に気をつけたいのは、次の6点です。

  • 登山口直後からの急登:登山口からいきなり急登が始まり、ロープの張られた場所もあります
  • 足場の細いロープ場:中間点の手前に、足場の細いロープ場があります
  • 中間点から先の急登:山頂までの時間の案内板のあたりから、再び急登になります
  • 標高1,200m付近からの岩と粘土質の道:岩が多くなり、道も粘土質で滑りやすくなります
  • 水場:標高691m付近に、このコース唯一の水場「護人清水」があり、10月上旬も水量は十分でした
  • 雪解けの遅さ:守門岳は雪解けが遅い山です。早い時期に登るときは、残雪の状況を事前に確認しておきます

今回は下山後に立ち寄っていませんが、二口登山口から車で行ける日帰り温泉を挙げておきます。いちばん近いのは、約13分の「寿和温泉」です。

「おいらこの湯」は道の駅 R290とちおから約1kmなので、前泊の夜に入るのにも便利です。

温泉施設利用シーン営業時間料金(大人)
寿和温泉(最寄り)二口登山口から約13分(8.5km)。魚沼市穴沢平日12:00〜20:00、土日祝10:00〜20:00(最終受付19:00)/木曜休(祝日の場合は翌日)700円
越後とちお温泉 おいらこの湯二口登山口から約21分(16.9km)。道の駅 R290とちおから約1km12:00〜19:00(金・土は20:00まで)/木曜・年末年始休600円(長岡市外の方)
見晴らしの湯こまみ二口登山口から約40分(28.3km)。魚沼市青島10:00〜20:30(受付20:00まで)/火曜休(祝日は営業)・12月31日休700円

営業時間や料金は変わることがあるので、出発前に各施設の公式情報で確認してください。

二口登山口から守門岳を往復するコースは、行動3時間43分・距離約10km・のぼり1,130m。登山口直後からの急登や、標高1,200m付近からの岩と粘土質の道など、樹林帯の登りは気を抜けません。その分、大岳分岐から先は展望が抜群で、青雲岳では360度の眺め、山頂からは飯豊山や燧ケ岳方面まで見渡せました。

  • 前泊の車中泊スポット:道の駅 R290とちお。登山口まで約22分で、夜明けとともに出発しても6時に駐車場に着ける
  • コース:標準約7時間5分の往復を、休憩込み3時間43分で歩いた
  • 注意点:登山口直後の急登とロープ場、足場の細いロープ場、標高1,200m付近からの滑りやすい道
  • 見どころ:大岳分岐から先の木道の稜線、ベンチのある青雲岳、山座同定盤のある山頂からの大展望

※本記事は筆者個人の体験に基づく記録です。登山道の状況・気象・体力には個人差があり、安全を保証するものではありません。実際の行動は、最新の情報を確認のうえ自己責任でお願いします。

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