道の駅 日義木曽駒高原(ひよしきそこまこうげん)は、長野県木曽町にある国道19号線沿いの道の駅です。木曽路観光の拠点となっており、中央アルプスの木曽駒ケ岳の雄大な景観を敷地内からも楽しむことができる道の駅です。
この記事では、登山の前泊に道の駅 日義木曽駒高原で車中泊(仮眠)してきましたので、その結果をお話していきたいと思います。
先に結論だけお伝えすると、静かに車中泊しにくい道の駅です。
隣接する国道は大型車の往来が多く、走行音の影響を受けやすい。また、普通車駐車場と大型車駐車場との距離が近いため、アイドリングの影響を強く受けやすい。静かに過ごすのにはおすすめしにくい道の駅。
車中泊(仮眠)のしやすさ

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道の駅 日義木曽駒高原 概要
所在地 長野県木曽郡木曽町日義4730-3
トイレ 大型車駐車場そばと、レストラン入口近くの2カ所あり。
それぞれウォッシュレット対応 1基、ウォッシュレット対応 3基(男性トイレのみ確認)


駐車場の広さ 普通車127台/大型車8台
駐車場の傾斜 なし
ゴミ箱の有無 レストラン入口(ペット、かん)
標高 861 m
道の駅 日義木曽駒高原は車中泊しやすい?

この道の駅の駐車場は、大型車駐車場が道の駅入口中央に設置されていて、そこを囲むように普通車駐車場が配置されています。コンパクトな道の駅ですので、どこに駐車しても大型車駐車場との距離が近く、アイドリング音の影響を受けやすい構造になっていますので、耳栓等の音対策があると安心です。


また、隣接する国道19号は交通量の多い道路で、夜間でも断続的に大型車が通過していきます。道路との距離が近く、走行音の影響を受けやすいため、できるだけ道路から離れた道の駅レストランの建物の近くに駐車するのがおすすめです。
車中泊に向いているポイント
- 傾斜のない駐車場
- トイレが2つ設置されていて、特にレストラン前のトイレがきれいで使いやすい
車中泊に向いていないポイント
- 大型車駐車場が近く、大型車のアイドリングの影響を受けやすい
- 道路が近く、走行音の影響を受けやすい。大型車の往来が多い
結論:大型車駐車場が近く、アイドリングの影響を強く受ける。隣接する道路は、大型車の往来が多く、耳栓等での音対策が必須。静かに車中泊するのは、あまりおすすめできない道の駅。

道の駅周辺の日帰り温泉
道の駅最寄りの日帰り温泉施設は、「木曽駒天神温泉国民宿舎 清雲荘」です。
その他、道の駅から車で15分圏内にある日帰り温泉施設をいくつかご紹介します。
最寄り 道の駅から1km、車で3分
住所 長野県木曽郡木曽町日義4878
営業時間 8:30~21:30
休業日 なし
料金 大人 500円、こども 300円
泉質 ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉
道の駅から4km、車で7分
住所 長野県木曽郡木曽町本町5162
営業時間 13:00~21:00
休業日 なし
料金 600円
泉質 含二酸化炭素−カルシウム−炭酸水素塩冷鉱泉
道の駅から5km、車で7分
住所 長野県木曽郡木曽町福島大字本町
営業時間 13:00~21:00
休業日 なし
料金 大人 850円、こども 500円
泉質 含二酸化炭素、カルシウム炭酸水素塩冷鉱泉
道の駅から5km、車で7分
住所 長野県木曽郡木曽町新開3968-2
営業時間 10:00~21:00(最終受付20:30)
休業日 水曜日
料金 大人 800円、こども 400円
泉質 含二酸化炭素 – ナトリウム – 塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉
道の駅から8km、車で12分
住所 長野県木曽郡木曽町福島47-2
営業時間 15:00~22:00
休業日 なし
料金 大人 700円、こども 400円
泉質 二酸化炭素・カルシウム・炭酸水素塩泉(中性 低張性 冷鉱泉)
道の駅から10km、車で13分
住所 長野県木曽郡木曽町新開6013-1
営業時間 10:00~19:00(最終受付18:30)
休業日 木曜日
料金 大人 680円、こども 450円
泉質 二酸化炭素・カルシウム・炭酸水素塩泉(中性 低張性 冷鉱泉)
車中泊後に登った山 木曽駒ヶ岳
道の駅 日義木曽駒高原に車中泊(仮眠)した翌日、木曽駒ヶ岳に登ってきました。

中央アルプスの最高峰で日本百名山のひとつ。氷河期に形成されたおわん型の地形「千畳敷カール」の景観が特に人気で、標高2,600m付近の千畳敷カールまでは、ふもとからバスとロープウェイで一気に到達することが可能です。
標高 2,956m
今回の登山コース 上松Aコース:上松登山口~木曽前岳~木曽駒ケ岳山頂 往復
登山所要時間 9時間
木曽駒ケ岳には、ロープウェイを利用して登るのが一般的ですが、ふもとから登るコースも複数存在しています。今回は上松から登るコース(通称上松Aコース)で木曽駒ケ岳山頂を目指します。
道の駅から登山口駐車場までは、車で約30分ほどの道のり。墓地の手前に広く登山者駐車場が設置されています。トイレはありません。


駐車場すぐ近くが登山口となっていて、登山口からしばらくは川沿いの未舗装の林道歩きとなります。20分ほどで敬神ノ滝小屋に到着。ここから本格的な登山道になります。

序盤は足元が滑りやすく歩きにくい道ですが、次第に沢から離れて、笹が生い茂った歩きやすい道に変わります。一合ごと(区間の長いところは半合ごと)に道標が立てられていますので、現在地の目安にしやすいです。


5合目の金懸小屋までは歩きやすい道が続きますが、金懸小屋付近からは急登が多くなり、道が崩落しかけている場所も出てきますので注意が必要です。
8合目までは樹林帯の登りとなり、景色にはあまり期待できませんが、時折展望の開けた場所に出て、景観を楽しむことができます。


8合目からは一気に視界が開けてきます。木曽前岳の分岐で木曽前岳に登るルートと巻き道とに分かれます。木曽前岳のルートからは御嶽山や北アルプスの山並みを一望することができ、巻き道のルートからは木曽駒ケ岳の険しい岩壁を間近に望むことができます。


分岐から40分ほどで9合目の玉ノ窪小屋に到着。ここから最後の岩場の急登を越えれば駒ケ岳山頂に到着です。
駒ケ岳山頂からは、空木岳・南駒ケ岳などの中央アルプスの山々をはじめ、北岳・聖岳といった南アルプスの山々、八ヶ岳や富士山の他、北アルプスの山並みをも一望できる圧巻の展望が広がっています!


下山は来た道を戻ります。所要4時間の道のりです。
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