道の駅つちゆは、福島県福島市にある国道115号線沿いの道の駅。標高781mの土湯峠近くに位置し、土湯温泉郷・安達太良山方面の中継地として便利な立地です。標高が高く夏場でも涼しく過ごせる一方、駐車場の傾斜と国道の走行音には注意が必要な道の駅です。
この記事では、筆者が道の駅つちゆで実際に車中泊して分かった“車中泊のしやすさ”を検証しています。
先に、道の駅つちゆは車中泊に向いているのか——結論からお伝えすると、駐車場全体に軽度の傾斜があり、国道115号の大型車走行音も強く受ける道の駅。耳栓は必須で、傾斜・洗面設備が気になる方には不向きです。
駐車場全体に軽度の傾斜あり、国道115号との距離が近く大型車の走行音も強い。24時間トイレに洗面台がなく飲用不可水のみ。標高781mで夏は涼しいが、車中泊向きとは言いにくい。
車中泊(仮眠)のしやすさ

- ブログ管理人の「いち」です
- 登山・車中泊歴10年以上
- 登山前泊に車中泊し、夜明けとともに行動するスタイル
- 愛車はフリードプラス
- ブログでは、山歩きや車中泊について発信しています
道の駅つちゆ 施設情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県福島市松川町水原字南沢41-2 |
| 駐車場 | 普通車56台/大型車8台(国道115号に沿って南北に長い) |
| 駐車場の傾斜 | あり(軽度・全体的) |
| トイレ | 食事処横:24時間利用可・ウォッシュレット2基(洗面台なし・飲用不可水のみ)/北端:9:00〜18:00のみ |
| ゴミ箱 | トイレ入口前(ペットボトル・缶) |
| 立地 | 標高781m・国道115号沿い・土湯峠近く |
| 標高 | 781m |

道の駅 つちゆは車中泊しやすい?


この道の駅の駐車場は、隣接する国道に沿って南北に長く造られています。
国道との距離が非常に近く、トラック等の大型車の走行音の影響を強く受けやすい構造の駐車場です。
国道の夜間交通量は少なめですが、大型車が通過するたびに走行音が大きく響くため、耳栓等の音対策は必須となります。
また、道の駅駐車場のほぼ全体に言えることですが、駐車場に軽度の傾斜があります。
横になってしまえば、個人的には気にならない程度の傾斜ですが、わずかな傾斜でも気になる方にはこの道の駅での車中泊は難しいと思います。



トイレは食事処などが入っている道の駅メインの建物横に加えて、道の駅北端にも設置されています。
食事処横のトイレは24時間利用可能ですが、道の駅北端のトイレは道の駅が営業している時間帯(9:00-18:00)のみ利用可能です。


24時間利用可能なトイレには、一般的なトイレに見られる洗面台はなく、鏡と飲用不可の水での手洗い場が設けられています。飲用不可の水のため、朝の洗顔や歯磨きをするときに衛生的に気になる方は、別途ミネラルウォーターなどを持参した方がよいかもしれません。


👍 車中泊に向いているポイント
- 標高781mで夏場でも涼しく過ごしやすい
- 隣接する国道の夜間交通量は少なめ
- 土湯温泉郷・安達太良山方面の登山・観光の中継地に便利
- 車で15分圏内に温泉施設が複数ある
👎 車中泊に向いていないポイント
- 駐車場全体に軽度の傾斜あり(横になれば気にならない程度ではある)
- 国道115号との距離が非常に近く、大型車の走行音が強く響く
- 24時間利用可能なトイレに洗面台がなく、飲用不可の水しかない(朝の歯磨き・洗顔は別途水持参推奨)
- 北端のトイレは9:00〜18:00のみ利用可
国道115号・大型車の走行音対策に耳栓は必須。10種類を実際に試した比較レビューで自分に合う耳栓を見つけてください。

また、駐車場全体に軽度の傾斜があるのも気になるポイント。わずかな傾斜が気になる方は、車内の段差をならせる車中泊マットがあると快適です。登山にも車中泊にも使える「サーマレスト Zライトソル」のレビューはこちら。

道の駅周辺の日帰り温泉
道の駅つちゆの最寄りは「御とめ湯り」(車で9分・大人1,000円)。土湯温泉郷の入口に位置するアルカリ性単純温泉で、登山後や旅の途中のリフレッシュに最適。
以下に、道の駅から車で15分圏内の日帰り温泉を比較表にまとめました。営業時間・料金を比べて選んでみてください。
| 温泉名 | 道の駅からの距離 | 営業時間 | 料金(大人/こども) |
|---|---|---|---|
| 御とめ湯り(最寄り) | 7km/車9分 | 10:00〜21:00(最終20:30)/無休 | 大人1,000円・こども700円 |
| スカイピアあだたら | 7km/車10分 | 10:00〜20:00(最終19:30)/第1水曜休 | 大人800円・こども400円 |
| あだたら山 奥岳の湯 | 9km/車13分 | 10:00〜19:00(最終18:30)/無休 | 大人800円・こども500円 |
| 奥つちゆ・元湯 川上温泉 | 8km/車13分 | 金以外9:00〜21:00・金15:00〜21:00/無休 | 大人1,000円・こども500円 |
| 雲上の湯めぐりの宿 野地温泉ホテル | 10km/車14分 | 10:40〜14:00(最終13:00)/日祝休 | 大人1,000円・こども500円 |
車中泊後に登った山 安達太良山
道の駅つちゆに車中泊(仮眠)した翌日、安達太良山に登ってきました。
福島県中央部にそびえる那須火山帯の名峰で、日本百名山のひとつ。標高1,700m。山頂の鐘状岩峰「乳首(ちちくび)」が特徴的で、高村光太郎の詩『智恵子抄』に登場する「ほんとの空」の碑でも知られる。沼尻登山口から船明神山・安達太良山・矢筈森・鉄山を巡る周回ルートは、ゴンドラを使う奥岳ルートと対照的に、胎内岩くぐりや湯の花採取場など火山地形の見どころが詰まった玄人向けのコース。
標高 1,700m
今回の登山コース 沼尻登山口〜船明神山〜安達太良山〜矢筈森〜鉄山〜胎内岩〜湯の花採取場(周回)
登山所要時間 約4時間30分(周回)
道の駅から登山口最寄りの沼尻登山口駐車場までは、車で約30分ほど。
無料で利用でき、登山口目の前までアクセスできる便利な駐車場です。トイレは登山口にはないので注意。


登山口からはまずカラマツやブナの樹林帯を進みます。序盤は足元が悪いぬかるみの道が続き、ロープを使って登っていく岩場もあります。
稜線に飛び出すと一気に展望が開けて、磐梯山や吾妻連峰が見渡せるようになります。


障子ヶ岩を経て、笹原と火山礫の稜線を辿り船明神山へ。
台地状の独特の地形が続き、遠くには安達太良山の堂々たる山容が見えてきます。


船明神山(1,667m)に到着。山頂からは草原越しに安達太良山がはっきりと望める絶好のビューポイントです。
稜線を辿って、最高地点の安達太良山を目指します。


安達太良山の山頂(1,700m)に到着!
山頂付近の鐘状岩峰「乳首」は独特の存在感で、『ほんとの空』の碑もここにあります。風が強く寒いためすぐに先へ進み、矢筈森・鉄山へ向かいます。


矢筈森・鉄山を経て、稜線を下ると鉄山避難小屋の赤い屋根が見えてきます。
ここからはコース後半のハイライト、胎内岩と湯の花採取場へ。火山地形の荒々しい景観に変わります。


鉄山避難小屋から約1時間で湯の花採取所に到着。温泉の源泉を間近に感じながら登山口の駐車場へ向かいます。


道の駅 つちゆでの車中泊まとめ
最後に、車中泊のしやすさを項目別にまとめます。
- 車中泊のしやすさ:★2/5。傾斜・走行音・洗面設備の3点が弱点
- 騒音面:国道115号との距離が近く、大型車の走行音が強い。耳栓必須
- 駐車場所:普通車56台/大型車8台。駐車場全体に軽度の傾斜あり
- 設備面:24時間利用可ウォッシュレットトイレあり、ただし洗面台がなく飲用不可水のみ/北端トイレは9-18時のみ
- 温泉:最寄りは御とめ湯り(車9分・大人1,000円)。車15分圏内に5施設
- 立地:標高781mで夏は涼しい。土湯温泉郷・安達太良山方面の中継地として便利だが、車中泊向きとは言いにくい
よくある質問|道の駅つちゆの車中泊
Q. 道の駅つちゆで車中泊できますか?
A. 仮眠程度の車中泊は可能ですが、駐車場に軽度の傾斜があり、国道115号の大型車走行音も強いため、快適に過ごすには耳栓が必須です。
Q. 駐車場の傾斜はどれくらいですか?
A. 駐車場全体に軽度の傾斜があります。横になってしまえば気にならない程度の傾斜ですが、わずかな傾斜でも気になる方には不向きです。
Q. 騒音はどれくらいありますか?
A. 国道115号との距離が非常に近く、夜間も大型車が断続的に通過します。大型車が通過するたびに走行音がよく響くため、耳栓は必須です。
Q. トイレは24時間使えますか?
A. 食事処横のトイレ(ウォッシュレット対応2基)が24時間利用可能です。ただし、洗面台がなく鏡と飲用不可の手洗い水しかないため、朝の歯磨き・洗顔にはミネラルウォーターなどを別途持参するのがおすすめです。北端のトイレは9:00〜18:00のみ利用可能です。
Q. 近くにおすすめの代替道の駅はありますか?
A. 会津方面なら道の駅喜多の郷(蔵の湯併設・温泉前駐車場が静か)、磐梯山方面なら道の駅にしあいづよりっせなどが車中泊向きでおすすめです。
あわせて読みたい関連記事
道の駅つちゆは騒音と傾斜が弱点。車中泊を快適にするグッズや、福島・会津エリアで快適に車中泊できる代替候補の道の駅も、あわせてチェックしてみてください。
▼車中泊を快適にするグッズ


▼福島・会津エリアの道の駅


