道の駅 田切の里は、長野県飯島町にある国道153号線沿いの道の駅です。2016年にオープンした比較的新しい道の駅で、東西には中央アルプスと南アルプスの山々がそびえ立つ自然豊かな立地の道の駅です。
この記事では、登山の前泊に道の駅 田切の里で車中泊(仮眠)してきましたので、その結果をお話していきたいと思います。
先に結論だけお伝えすると、静かに車中泊するのは難しい道の駅です。
隣接する国道との距離が近く、国道の夜間交通量も多め。走行音の影響を受けやすく、静かに過ごすのには不適。
車中泊(仮眠)のしやすさ

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道の駅 田切の里 概要
所在地 長野県上伊那郡飯島町田切2598-1
トイレ ウォッシュレット対応 2基(男性トイレのみ確認)
駐車場の広さ 普通車 83台/大型車 8台
駐車場の傾斜 なし
ゴミ箱の有無 自販機横にあり(ペット、かん)
標高 591m
道の駅 田切の里は車中泊しやすい?


この道の駅の駐車場は、国道153号に沿って縦長に設置されていて、国道153号との距離が非常に近いのが特徴的です。夜間でも大型車が多く走行しており、道の駅のどこに駐車しても走行音の影響を強く受けやすい構造になっています。


売店前の駐車場が国道から最も離れることができ、大型車駐車場からも距離を取ることができるので、気休め程度ではありますが静かに過ごすのにおすすめの場所になります。

総じて走行音が大きく響き渡る道の駅で、耳栓等の音対策が必須となる道の駅ですが、耳栓を付けてもなお走行音の影響を受けてしまいますので、音に敏感な人は他の場所での車中泊を検討された方がよいかもしれません。
車中泊に向いているポイント
- 傾斜のない駐車場
- トイレがきれい
車中泊に向いていないポイント
- 駐車場と国道との距離が近い
- 国道の夜間交通量が多め。大型車の走行も多い
- 大型車駐車場が近く、アイドリングの影響を受ける
結論:国道との距離が近く、走行音の影響を強く受けやすい。静かに過ごすのは難しい道の駅。

道の駅周辺の日帰り温泉
道の駅最寄りの日帰り入浴施設は、「信州いいじまの湯 お宿陣屋」です。
その他、道の駅から車で20分圏内にある日帰り温泉施設をいくつかご紹介します。
最寄り 道の駅から2km、車で4分
住所 長野県上伊那郡飯島町飯島2123-1
営業時間 16:00~20:00(最終受付19:30)
休業日 不定休
料金 大人 700円、こども 300円
泉質 ー
道の駅から8km、車で13分
住所 長野県駒ヶ根市赤穂23-170
営業時間 11:00~22:00(最終受付21:00)
休業日 木曜日
料金 大人 750円、こども 500円
泉質 アルカリ性単純温泉
道の駅から10km、車で16分
住所 長野県駒ヶ根市赤穂759-4
営業時間 10:00~21:00(最終受付20:00)
休業日 水曜日
料金 大人 700円、こども 300円
泉質 アルカリ性単純温泉
道の駅から10km、車で18分
住所 長野県駒ヶ根市赤穂5-1198
営業時間 7:00~9:00、13:00~21:00(最終受付それぞれ8:00、20:00)
休業日 なし
料金 大人 700円、こども 350円
泉質 アルカリ単純泉
道の駅から14km、車で20分
住所 長野県下伊那郡松川町大島2784-1
営業時間 10:00~20:30(最終受付20:00)
休業日 なし
料金 大人 500円、こども 250円
泉質 アルカリ性単純温泉
車中泊後に登った山 空木岳
道の駅 田切の里に車中泊(仮眠)した翌日、空木岳(うつぎだけ)に登ってきました。

長野県の中央アルプスのほぼ中央に位置する山で、中央アルプスにおいて木曽駒ヶ岳に次ぐ第二の高山。日本百名山のひとつ。駒ヶ根から登るのが一般的で、山頂まで標準所要時間が約12時間と長い道のりとなるため、1泊以上の行程で登られることが多い山です。
標高 2,864m
今回の登山コース 駒ケ根高原スキー場駐車場~檜尾登山口~檜尾岳~空木岳~駒ケ根高原スキー場駐車場 周回
登山所要時間 13時間
空木岳山頂へのルートには、ふもとから池山尾根を登っていく最短ルートの他、南駒ケ岳や木曽駒ケ岳から稜線を辿るルートなどがあります。今回は、檜尾尾根を登り、木曽駒ケ岳と空木岳をつなぐ稜線に出て、空木岳を目指すルートで登ります。(通称ピノキオサーキット)
道の駅から駒ヶ根高原スキー場までは、車で約20分ほどの道のり。駐車場には仮設トイレが設置されています。


駐車場から檜尾登山口までは約5キロの舗装された林道歩きとなります。1時間ほどで檜尾登山口に到着です。


標高1,800mくらいまでは比較的緩やかな登りですが、1,800m以降は傾斜が急になってきます。登山口から約2時間で赤沢ノ頭というポイントに到着します。道標が立っているだけのポイントで、展望はありません。


ここからハシゴが出現したり、登山道に岩が多くなってきたりしますが、登山道自体はとても登りやすい道が続きます。しばらくは展望のない樹林帯の中を進みますが、小檜尾岳手前の標高2,600m付近になってようやく視界が開けてきます。赤沢の頭からさらに2時間で小檜尾岳山頂に到着です。


小檜尾岳から檜尾岳までは約10分。ここで木曽駒ケ岳と空木岳を結ぶ稜線にたどり着きます。檜尾岳からの展望は素晴らしく、晴れていれば駒ケ岳や空木岳などを広く見渡すことができます。


檜尾岳から空木岳までは3つのピークを越えていきます。最後のピークである東川岳を越えた後、いったん標高2,500mの木曽殿越まで高度を下げます。そして木曽殿越から空木岳山頂までの標高差360mを一気に登り返していきます。

木曽殿越から約1時間で空木岳山頂に到着。訪れた日は、あいにくガスで展望はありませんでしたが、天気が良ければ360度の大パノラマが広がる大展望を楽しめます。

下山は、池山尾根を下ります。駒ヶ根高原スキー場の駐車場までおよそ3時間30分の道のりです。
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