寒い夜の車中泊で、寝袋に入った瞬間のひんやり感が気になることはありませんか。足元だけでなく、背中や腰のあたりも温めておきたい。そんなときに候補になるのが電気毛布です。
電気毛布は、生地の中に入ったヒーターで寝具を温める道具です。普通の毛布と違い、電源につないで使います。車内では、寝床に合う大きさと、用意する電源で使えることが選ぶポイントになります。
この記事では、電気毛布の種類から選び方を3つに整理し、そのあとで具体的な製品を比べます。寝袋やマットで保温しながら、寝る前に寝床を温める使い方を基本に紹介します。

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それでは、車中泊用の電気毛布を選ぶときに見ておきたいポイントから整理していきます。
車中泊で使う電気毛布の選び方|押さえたい3つのポイント
電気毛布は、大きければ自分の寝床に合うとは限りません。どこに置いて、何につなぎ、どう温度を調節するか。次の3点から考えると、必要な一枚を絞りやすくなります。
- 種類とサイズ:温めたい場所に、無理なく広げられるか
- 電源と使用時間:手持ちの電源につながり、容量も足りるか
- 温度調節と手入れ:暖め具合を変えやすく、洗いやすいか
最初のポイントは、寝床にどう広げるかを決める「種類とサイズ」です。
① 種類とサイズ|敷くか、掛けるかを決める
電気毛布には、身体の下に敷くものと、上から掛けるものがあります。まずは、使い方による違いを押さえておきましょう。
- 敷き毛布:敷き布団などの上に広げ、身体の下側を温めるタイプ。
- 掛け毛布:身体の上から掛けて使うタイプ。
- 掛敷兼用:掛けても敷いても使えるタイプ。使う向きや重ね方は製品ごとに指定があります。
背中や腰が触れる寝床を温めたいなら、敷き毛布が候補です。上から掛けて使いたい場合は、掛け毛布か掛敷兼用を選びます。敷き専用のものを掛けて使うなど、用途を入れ替えないことが基本です。
使い方が決まったら、寝床の幅・長さと、温めたい位置を見ます。毛布を無理に折り重ねずに広げられる大きさが目安です。商品に書かれた寸法は生地全体の大きさなので、どこまでヒーターが入っているかも説明図で見ると、寝たときの暖まり方をイメージしやすくなります。
寝床に合う大きさの目安がついたら、次はその毛布を車内で何につなぐかを考えます。
② 電源と使用時間|つなぎ方と容量を分けて考える
家庭用コンセントにつなぐ電気毛布を車内で使うには、AC100Vのコンセントを備えた持ち運び用の蓄電池「ポータブル電源」などが必要です。USB端子につなぐ毛布や、車のアクセサリーソケットにつなぐ12V式もあるので、先に電源と毛布の組み合わせを決め、次の3点を確かめます。

電源そのものの選び方は、次の記事にまとめています。

電源との組み合わせが決まったら、最後に、使い続けやすさにつながる温度調節と手入れを確認します。
③ 温度調節と手入れ|使い続けやすい機能を選ぶ
暖め具合を変える方法には、「弱・中・強」などから選ぶものや、つまみを動かして細かく調節するものがあります。操作の分かりやすさに加えて、タイマーの有無も選ぶ目安です。一定時間で切れるものなら、切り忘れを防ぐ助けになります。
肌触りが気になるなら生地の素材も見ておきたいところです。本体を洗える製品でも、コントローラーを外す、洗濯ネットに入れる、ドラム式洗濯機は使えない、といった条件があります。自宅の洗濯方法に合うものなら、車中泊から帰ったあとも手入れを続けやすくなります。
3つのポイントを押さえたところで、実際の製品を比べてみます。
結局、どの電気毛布を選ぶ?|3製品を比較
ここからは、寝床の下側を温めるコンセント式の敷き毛布を3製品比べます。メーカー公表仕様による比較で、まずはサイズと選ぶ理由が分かるように並べました。
| 製品 | 種類・大きさ | 温度調節・消費電力 | 特徴と向いている人 |
|---|---|---|---|
| コイズミ KDS-40241 | 敷き毛布 約130×80cm | 無段階(つまみ) 40W | 足元側のヒーター線を密にした配線で、コントローラーを外して丸洗いできる。生産終了品で、後継のKDS-40251も同じ仕様 シンプルな操作で調節したい人に |
| 広電 CWE401H-C | 敷き毛布 約130×80cm | 強・中・弱(スライド) 40W | 毛羽部分に綿を使用。1時間あたりの消費電力量を3段階とも公表 肌ざわりで素材を選びたい人に |
| アイリスオーヤマ EHB-FK1480B | 敷き毛布 約140×80cm | つまみ+室温センサー 40W | ほかの2製品より10cm長い。室温に合わせて本体の温度を自動で調整 130cmでは長さが足りない人に |
130cmで寝床に合うならコイズミか広電、少し長さが欲しいなら140cmのアイリスオーヤマが候補です。同じ大きさで迷う場合は、操作方法や素材、購入時の価格を比べると選びやすくなります。
以下では、一覧表の商品をより具体的に見ていきます。最初に紹介するのは、操作がシンプルなコイズミのKDS-40241です。
シンプルな温度調節で選ぶ|コイズミ KDS-40241
KDS-40241は、約130×80cmの敷き毛布です。つまみを動かして暖め具合を細かく変えられるので、シンプルな操作で調節したい人の候補になります。生地はポリエステル100%で、コントローラーを外して本体を洗えます。
足元側を暖めやすいよう、ヒーター線の密度を変えた作りです。なお、メーカーでは生産終了品と案内されているため、販売店に同じ型番の在庫がある場合の候補になります。後継のKDS-40251は、大きさ・消費電力・温度調節・素材まで同じ仕様で販売されています。詳しい仕様はメーカー公式ページに掲載されています。
同じ130cmで生地の肌ざわりにもこだわるなら、次に紹介する広電が合います。
綿の生地を選びたい|広電 CWE401H-C
CWE401H-Cも約130×80cmの敷き毛布で、毛羽部分に綿を使っているのが特徴です。素材で選びたい人の候補になります。生地全体が綿100%という意味ではなく、たて糸はポリエステル、よこ糸の毛羽部分が綿です。
暖め具合は強・中・弱などに調節でき、メーカー公表の1時間あたりの消費電力量は強23Wh・中14Wh・弱2Whです。これは所定の条件での値なので、寒い車内での持ち時間は余裕を見て考えます。本体は洗濯ネットを使って洗えますが、ドラム式洗濯機には対応していません。出典:CWE401H-Cの取扱説明書。
ここまでは130cmの2製品を紹介しました。寝床の長さにもう少し余裕が欲しい場合は、次のアイリスオーヤマを見てみてください。
少し長めのサイズを選ぶ|アイリスオーヤマ EHB-FK1480B
EHB-FK1480Bは、約140×80cmの敷き毛布です。上の2製品より10cm長く、130cmでは温めたい位置に届きにくい人の候補になります。こちらも生地はポリエステル100%です。
周囲の温度を感知する「室温センサー」を備え、室温に合わせて毛布の温度を調整します。自分でつまみを動かして暖め具合を変えることもできます。1時間あたりの消費電力量は取扱説明書に記載がないため、電源容量をぎりぎりで見積もらず、余裕を持たせて考えたい製品です。詳しい使い方と洗濯方法はメーカーの取扱説明書にまとまっています。
どの製品を選んでも、寝具に広げて身体の近くで使う点は共通しています。
使うときに気をつけたいこと
毛布を選んだら、寝床での使い方も押さえておきたいところです。特に気をつけたいのが、温かいと感じる程度でも同じ場所が長く触れることで起こる、低温やけどです。
製品事故の注意喚起を行うNITEの案内を踏まえ、本記事では寝る前に寝床を温め、眠るときは電源を切る使い方を基本にしています。眠っている間の暖かさは寝袋とマットで保ち、広げ方や併用、車内で使う前に確かめたい点は次の図にまとめました。

使い方までイメージできたら、ここまでの選び方をもう一度振り返っておきましょう。
まとめ|寝床に合う一枚を、電源とセットで選ぶ
車中泊の電気毛布は、種類とサイズ、電源と使用時間、温度調節と手入れの3点で選ぶと候補を絞りやすくなります。寝床に広げられる大きさを決め、用意する電源で使えることを確かめたら、素材や操作の好みを比べてみるとよさそうです。
今回の3製品なら、シンプルな操作のコイズミ、毛羽部分に綿を使った広電、少し長めで室温センサーを備えたアイリスオーヤマが候補です。寝る前のひんやりした寝床を温める一枚として、寝袋やマットと組み合わせて考えてみてはいかがでしょうか。
温めたいのが足元だけなら、小さな電気あんかも選択肢になります。電気毛布とどちらが自分の寝床に合うか迷う場合は、こちらの記事も参考になると思います。


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